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健康型有料老人ホームとは?メリットやデメリット、注意点を解説!

公開日:2022年02月09日
更新日:2026年09月25日

健康型有料老人ホームは、自立して生活できる高齢者を対象とした施設です。介護が必要になった場合の退去条件や外部サービスの利用可否は施設によって異なるため、本人と家族は入居前に確認する必要があります。

この記事では健康型有料老人ホームの特徴やメリット・デメリット、利用時の注意点などについて解説します。自分に合った施設選びを始めたい方、健康型有料老人ホームの利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

健康型有料老人ホームとは?

「健康型有料老人ホーム」とは、食事などの生活支援を受けながら、自立して暮らせる高齢者向けの有料老人ホームです。原則として、要介護状態になった場合は契約を解除して退去する必要があります。本格的に利用することを検討している方は、具体的な特徴を理解したうえで入居後の生活をイメージしてみましょう。ここからは、健康型有料老人ホームがどのような施設なのかを以下の項目別に解説します。

  • 入居基準

  • サービス

  • 設備

  • 特徴

入居基準

健康型有料老人ホームは、原則として自立した生活を送れる人を対象とする施設です。入居条件は施設ごとに異なり、年齢の基準や要支援・要介護認定を受けた場合の扱いも一律ではありません。要介護認定を受けている場合でも入居できるかどうかは、必要な介護の内容や施設の契約条件によって判断されるため、事前に確認しましょう。

外部の介護サービスを利用できる施設もありますが、利用できるサービスの種類、夜間・長時間の支援の可否、認知症や要介護状態になった場合の対応は施設によって異なります。入居後に介護が必要になった場合に住み続けられるか、外部サービスを併用できるか、退去や住み替えの条件は、入居前に契約書と重要事項説明書で確認しましょう。

サービス

健康型有料老人ホームでは、おもに以下のサービスを受けられます。

  • 食事の手配

  • 部屋の清掃

  • 衣類やシーツ類などの洗濯

  • 見守り

  • 緊急時の対応

  • 生活相談

  • イベントの開催など

健康型有料老人ホームは、自立して生活できる人を対象とした住まいです。施設内では入浴や排泄などの介護サービスを提供せず、おもに食事の手配や清掃などの生活支援を受けられます。自立した生活は送れるものの、年齢とともに家事の負担が増えた人や、生活支援を受けながら暮らしたい人に向いています。介護が必要になった場合の退去・住み替え条件や外部サービスの利用可否は、入居前に施設ごとに確認しましょう。また、健康型有料老人ホームでは基本的に個室内でそれぞれの時間を過ごしますが、共有スペースで開催されるイベントに参加することも可能です。イベントの内容は施設によって異なりますが、アウトドアでのイベントを開催する施設もあります。

設備

健康型有料老人ホームの居室は、利用者専用の個室が基本です。居室内のキッチン、トイレ、浴室の有無や仕様は施設によって異なります。キッチンがある居室は、できるだけ自分で料理をしたい方や、好きなときにお菓子作りを楽しみたい方に向いています。入居者が共有で利用できるスペースが充実しているのも、健康型有料老人ホームの特徴です。たとえば食堂やキッチン、売店、リビング、図書室、フィットネスルーム、美容室などです。なかにはカラオケやガーデニングをするスペースが設けられている施設もあります。
また、リハビリを受けられる機能訓練室、自分で洗濯したい人向けのランドリースペースなども設置されています。設備の内容は施設によって異なり、充実度が高ければ料金も高い傾向にあります。自分に最低限必要な設備、あったら嬉しい設備などをピックアップして、理想の施設を探してみましょう。

特徴

健康型有料老人ホームは、自立して生活できる高齢者を対象に、食事や家事などの生活支援を提供する施設です。居室の設備、食事・清掃サービス、イベントや見守りの有無は施設ごとに異なるため、契約前に確認しましょう。介護が必要になった場合は、退去や住み替えが必要になることがあります。外部の介護サービスを利用できるか、夜間や家族不在時にどのような対応を受けられるかも、あわせて確認が必要です。費用はサービス内容や居室設備によって異なるため、月額費用と入居時費用の内訳を比較しましょう。

健康型有料老人ホームのメリット

健康型有料老人ホームへの入居を検討する際は、入居後の暮らしを具体的にイメージすることが大切です。ここでは、入居によって得られる2つのメリットを解説します。

不安を解消できる

健康型有料老人ホームを利用するメリット1つ目は、不安を解消できる点です。たとえば以下のような不安を解消しやすい環境といえるでしょう。

  • 年齢を重ねるごとに1人で家事をこなすのが負担になってきた

  • 外出する機会が減って他人との関わりが減ってきた

  • 1人でいるときに突然体調が悪くなってしまわないか不安

健康型有料老人ホームでは、食事の提供や清掃などの生活支援を受けられる場合があり、家事の負担を減らしてゆとりある暮らしを送りたい方に向いています。入居者同士で食事をしたりイベントに参加したりする機会がある施設では、人との関わりを持ちたい方にも選択肢になります。一方で、提供される生活支援、緊急時の連絡・対応体制、医療機関との連携内容は施設によって異なります。健康型有料老人ホームは自立して生活できる人を対象とするため、要介護状態になった場合の退去条件や、外部の介護・看護サービスを利用できるかも、入居前に確認しましょう。

家族が安心できる

健康型有料老人ホームを利用するメリット2つ目は、家族が安心できる点です。高齢者の家族を持つ人にとって、以下のような不安はつきものです。

  • 栄養のある食事を摂れているのか、1人で買い物に行けているのか心配

  • 自宅で孤独な生活を送っていないか心配

  • 運動する機会が減って身体的な衰えが進行していかないか不安

  • 遠方に住んでいて緊急時にすぐ駆けつけられないことが不安

健康型有料老人ホームには、食事の提供や居室清掃などの生活支援を受けられる施設があります。利用できるサービスは施設によって異なるため、食事の回数、清掃の範囲、買い物支援の有無を契約前に確認しましょう。こうした支援を利用できれば、買い物に行けず食事に困ったり、無理な家事でけがをしたりするリスクを減らせます。スタッフの見守りや入居者同士で参加できるイベントの内容も、施設によって異なります。孤立を防ぐための声かけや交流の機会、運動を含むレクリエーションの頻度を確認しましょう。遠方に住む家族は、緊急時の連絡方法や夜間を含む対応体制も確認しておくと安心です。

健康型有料老人ホームのデメリット

つぎに、健康型有料老人ホームを利用することによって懸念されるデメリットについて見ていきましょう。1つ目は、介護が必要になった場合に退去や住み替えが必要になる可能性がある点です。健康型有料老人ホームは、原則として自立した人を対象とする施設です。介護が必要になった後の対応は施設や契約内容によって異なるため、入居前に退去条件、外部の介護サービスを利用できるか、夜間や家族が不在のときの対応を確認しましょう。状態が変化した場合に備えて、住み替え先や利用できる支援も検討しておくと安心です。

2つ目に、施設によっては高額な費用が必要な点です。健康型有料老人ホームを利用するには入居時の初期費用、月額料金が必要です。特に初期費用はサービス内容や設備の充実度によって変わり、なかには数千万円以上かかる施設もあります。月額料金も施設ごとに異なるため、なるべくコストを抑えたい方はいくつかの健康型有料老人ホームを比較して検討することが大切です。

要介護状態になった場合が問題

健康型有料老人ホームは、自立して生活できる人を主な入居対象とするため、施設自体が介護サービスを提供しないことが一般的です。入居後に要介護状態になった場合、外部の介護サービスを利用できるか、退去や住み替えが必要になるかは、施設の契約内容や運営方針によって異なります。外部サービスを利用する場合は、施設の月額費用に加えて介護費用がかかります。入居前に、要介護になった後の外部サービス利用の可否、夜間・長時間の支援体制、退去条件、家族が対応できない場合の連絡・支援体制を確認してください。初期費用だけで判断せず、状態が変化した後も住み続けられるかを見通して選ぶことが大切です。

健康型有料老人ホームに入る際の注意点

健康型有料老人ホームに入る際は、初期費用だけでなく月額費用を含めた総額を確認しましょう。初期費用が数千万円以上かかるケースもあるため、費用に含まれるサービスや設備、追加料金が発生する条件を施設ごとに確認し、本人に必要な内容か比較することが大切です。

また、健康型有料老人ホームは、基本的なバリアフリーがあっても、介護が必要になった後の生活を想定した造りではない場合があります。事前に見学し、トイレや浴室で介助が必要になった場合にも使いやすい広さや動線かを確認しましょう。あわせて、要介護になった場合の退去・住み替え条件と、外部の介護サービスを利用できるかも施設に確認してください。

健康型有料老人ホームは入居者同士で参加できるイベントが充実しているメリットもありますが、人によっては人間関係のストレスを抱えてしまう可能性があります。1人で過ごす時間を大切にしたい方は他人と交流する機会が多すぎないか、共有スペースでも静かに過ごせるかなどを確認しておきましょう。

まとめ

この記事では健康型有料老人ホームの特徴やメリット・デメリット、利用時の注意点などについて解説しました。健康型有料老人ホームでは、自立した生活を大切にしながら必要なサポートを受けられます。ただし費用が高額になりやすい点に加え、介護が必要になった場合の退去・住み替え条件、外部の介護サービスを利用できるかどうかは、入居前に確認が必要です。利用者本人がどのように暮らしたいのか、将来どのような支援が必要になりそうかを整理し、夜間や長時間の支援、家族が不在のときの対応も含めて、複数の健康型有料老人ホームを比較しましょう。

監修者情報
株式会社Social Code CDO

2009年大学卒業後回復期リハビリテーション病院に就職後、急性期病院にて専門外来の企画開設に従事。
2016年在宅の支援を行う医療法人に転職後、数年間赤字経営のホームの立て直し、リブランディングを行い、事業統括・社内制度等処遇の改善に携わる。
現在はケアに係るデータを取り扱うベンチャー企業にて事業企画・運営を行う。
著書:医療機関・介護施設のリハビリ部門管理者のための実践テキスト 部門管理に必要な7つの手法(第2版)・他

廣瀬哲司(作業療法士)
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