介護にまつわるお役立ちコラム

老人ホームに入居するまでの6ステップ!見学から体験、契約までの流れを解説!

公開日:2022年02月09日
更新日:2026年09月17日

老人ホームへの入居は、希望条件の整理から施設の見学、体験入居、契約、入居準備まで、段階を追って進めます。入居までに必要な手続きや書類、体験入居を利用できる場合の確認点を、6つのステップで解説します。

老人ホーム入居までの流れ6ステップ

老人ホーム探しから入居までに行うことや必要な準備を、6つのステップで解説します。施設探しから入居までの流れを、順を追って確認しましょう。

どの施設に入居するか条件を考える

老人ホームを探すときは、本人が希望する暮らしや支援内容と、施設が定める入居対象条件の両方を確認します。双方の条件が合って初めて入居を検討できます。ここでは、入居条件の確認から必要書類、審査、契約までの流れを解説します。
まず、ホームを探す際は、希望する条件をチェックリスト化すると良いでしょう。持病や後遺症を抱えてのホーム利用なら対応可能な設備が整っているか、より楽しく充実した時間を送りたいなら季節ごとのイベントや、サークル活動、小旅行など年間予定行事をチェックしましょう。

老人ホームごとに、食事、リハビリ、医療対応など、力を入れているサービスは異なります。気になる施設の特徴とサービス内容を確認し、本人の希望や必要な支援に合うかを比較して選びましょう。

資料を取り寄せて見学する

資料を取り寄せ、設備やイベント、周辺環境など、ホームごとの特徴を確認しましょう。見学では、介護・医療対応、夜間の体制、食事、外出・通院支援、緊急時の連絡方法も確認すると、入居後の生活を具体的に考えやすくなります。入居を検討する本人と家族が一緒に見学し、居室や共用部で過ごしやすいかを確かめましょう。
資料取り寄せは老人ホームの公式ホームページから申し込めます。直接電話をして資料取り寄せを依頼することが可能です。気になるホームには積極的に連絡を取りましょう。

必要書類を準備

希望するホーム探し、資料取り寄せや見学をして候補を絞りましょう。
希望するホームが決まったら、契約・入居に必要な書類を準備しましょう。診療情報提供書や健康診断書などを求められることがありますが、必要書類はホームごとに異なります。書類の種類、発行元、提出期限を事前にホームへ確認しましょう。
入居待ちがなく、すぐに入居できる場合でも、書類に不備があると契約が遅れてしまいます。「契約が遅れて入居が出来なかった」とならないないように、提出が必要な書類には注意しましょう。

面談・入居審査

契約を交わす前に面談や入居審査があります。入居した後、より安全に安心して過ごせる住環境を提供するためです。要介護状態や健康状態を確認し、保有する設備で対応可能かを審査します。
面談は、ホームの施設長と行います。この時、要介護の方はケアマネジャーが同席し、健康・介護状態や入居への希望条件を確認します。入居審査では、施設側が面談内容をもとに、施設内で受け入れの可否を検討します。面談や審査の結果、入居可能となれば本式に契約し、入居開始日が決定します。

体験入居

資料や見学の限りでは、実際の生活を確認するには不十分です。実際に体験してみたいという要望に応えてくれるホームもあります。
これが体験入居サービスです。最終決定をするのに大きな助けとなります。ただ、体験入居サービスをしているホームと、そうでないホームがあるので確認する必要があります。入居体験をした上で決定できることは、利用者ご本人の反応を確認できるため、預けるご家族にとっても納得・安心に繋がります。そのため、体験入居は積極的に行いましょう。

体験入居の期間や費用、利用条件は施設によって異なります。体験入居中は介護保険の対象外となる場合があるため、事前に施設へ確認しましょう。費用に含まれる食費、生活サービス費、レクリエーション参加費のほか、介護・医療対応、キャンセル料、延長時の扱いも確認します。契約前には、最新の料金表と重要事項説明書で、支払いが必要な項目と条件を確認しましょう。

契約・入居

体験入居を通じて本人と家族が納得したうえでホームを決めたら、契約を行い、新しい住環境での生活が始まります。契約に必要な書類も完備し、入居審査も終わり契約へと進みます。利用者ご本人の契約手続きが困難な場合、ご家族の付き添いで入居の準備を進めていきます。

ここで注意したいのがキャンセルについてです。キャンセルする場合、受け入れてもらえるのか、またキャンセル料についても確認しておきましょう。契約後の解約時の扱いは、ホームの種類や契約内容によって異なります。入居一時金の返還、短期解約時の費用、返還金の算定方法は、重要事項説明書と契約書で事前に確認しましょう。

老人ホーム入居までの注意点

入居契約前には、ホームから説明を受ける重要事項説明書と契約書を必ず確認しましょう。入居後のサービス内容、費用、退去時の手続き、返還金の有無や条件は、ホームや契約内容によって異なります。分からない点は契約前にホームへ確認し、説明内容を家族とも共有しておくと安心です。

契約前には、本人が入居を希望しているかを確認し、家族と一緒に納得できるまで話し合いましょう。本人の希望と施設の生活環境や支援内容が合わないと、入居後に転居を検討することがあります。見学時に確認したい点や気になる点は、契約前にホームへ確認しておきましょう。

まとめ

老人ホーム探しから契約・入居までの流れをステップごとに解説してきました。
ホームでは健康状態や介護状態に適した設備の整っているため、安心して過ごせます。更には同世代の同居者と楽しく過ごせる季節ごとのイベントといった企画もあります。安心と充実した生活を送れる住まい探しをするために、資料請求や見学そして体験入居も可能です。気に入った施設があるからとすぐに契約せずに、見学や体験入居をしてみて、本当に自分に合う施設かどうか確認した上で入居することをおすすめします。ぜひ今後の人生をより豊かにするホーム探しから契約入居までの参考にしてみてください。

監修者情報
株式会社Social Code CDO

2009年に大学を卒業後、回復期リハビリテーション病院に就職し、その後、急性期病院で専門外来の企画・開設に従事。
2016年に在宅支援を行う医療法人へ転職後、数年間にわたり赤字経営が続いたホームの立て直しとリブランディングを行い、事業統括、社内制度、処遇の改善に携わる。
現在はケアに係るデータを取り扱うベンチャー企業にて事業企画・運営を行う。
著書:医療機関・介護施設のリハビリ部門管理者のための実践テキスト 部門管理に必要な7つの手法(第2版)・他

廣瀬哲司(作業療法士)
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