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介護にまつわるお役立ちコラム

デイサービスで入浴のみを利用できるかは、事業所のサービス内容やケアプランによって異なります。本記事では、入浴特化型デイサービスや半日デイサービスを含め、入浴のみを利用できるケース、料金の考え方、利用の流れ、メリット・デメリットを解説します。自宅での入浴が難しくなった方や家族が、必要な支援を選ぶ際の参考にしてください。

デイサービスは、食事や排せつ、レクリエーションなどさまざまなサービスを提供しており、入浴のみの利用も可能です。自宅での入浴が難しくなった要介護者にとって、デイサービスで安心・安全に入浴できることは大きなメリットといえるでしょう。
入浴を目的にデイサービスを利用できるかは、要介護度、ケアプラン、事業所の受け入れ方針によって異なります。要介護1〜5の方は、通所介護で入浴支援を利用できる場合があります。要支援1・2の方も、介護予防・日常生活支援総合事業の通所型サービスなど、自治体や事業所の制度・サービス内容に応じて利用できる場合があります。
いずれにしても、介護支援計画やデイサービスの運営形態によって利用できるかが決まるため、担当のケアマネジャーに確認するようにしましょう。
入浴特化型デイサービスは、入浴支援を中心に提供する通所介護サービスです。食事やレクリエーションの有無、入浴以外に受けられる支援は事業所によって異なるため、利用前に確認しましょう。
利用時間や定員は事業所によって異なりますが、午前または午後の短時間利用を設ける事業所があります。自宅ではなく施設で入浴したい方や、長時間のデイサービス利用が負担になる方は、送迎の有無や入浴前後の支援内容も含めて検討しましょう。
半日型デイサービスとは、午前か午後のどちらかの時間帯を選んで利用するデイサービスのことです。送迎車で施設に通い、入浴やレクリエーション、機能訓練などのサービスを受けられます。
食事や軽食の提供の有無、入浴・機能訓練などの内容は施設によって異なります。利用できる事業所や送迎の範囲も地域によって異なるため、希望する時間帯と必要な支援内容を確認して選びましょう。長時間のデイサービス利用が難しい方や、入浴や機能訓練を短時間で利用したい方に向いています。

デイサービスで入浴を主な目的として利用する場合でも、料金は入浴介助にかかる費用だけで決まりません。介護保険の自己負担額は、要介護度、利用時間、事業所の規模、地域、送迎や各種加算によって変わり、食費などは別途自己負担となることがあります。
介護保険が適用される費用には、デイサービスの基本利用料と、要件を満たして入浴介助を行った場合の入浴介助加算があります。基本利用料は利用時間区分と要介護度に応じた単位数で決まり、通常は送迎費用も含まれます。
入浴介助加算は、要件に応じて40単位または55単位が加算されます。これはサービス提供体制強化加算とは別の加算です。1単位は地域により異なりますが10〜11円程度のため、加算額は約400〜600円です。自己負担が1割の場合、この加算分は約40〜60円となります。
一方、介護保険が適用されないのは、食費とその他の実費です。食費は施設側が自由に設定できるため、500〜1,000円程度とばらつきがあります。
その他実費には、歯ブラシやおむつなどの施設が用意する日用品の費用が含まれます。日用品を持参できる場合は、その分の費用を抑えられます。対象となる品目や金額は施設によって異なるため、利用前に確認しましょう。
デイサービスで入浴のみを利用できるか、利用時間や食費・日用品費などの実費は、施設や地域によって異なります。自宅での入浴に不安がある場合は、ケアマネジャーや施設に、入浴のみの利用可否、自己負担額、送迎の有無を確認したうえで利用を検討しましょう。

デイサービスを入浴のみで利用する場合、以下のような流れになります。
要介護認定を受ける
担当ケアマネジャーを決める
ケアマネジャーに入浴のみ利用できるデイサービスを紹介してもらう
サービス担当会議での説明に合意する
デイサービスの利用開始
まず、介護保険を使ってデイサービスを利用するには、要介護認定または要支援認定を受けます。要支援1・2の方は、介護予防通所サービスの対象となる場合があります。認定後は、要介護の方はケアマネジャーに、要支援の方は地域包括支援センターなどに相談します。自宅での入浴が難しいことや、入浴を目的に利用したいことを伝えましょう。
ケアマネジャーは、利用者の状況に合わせて、入浴のみ利用できるデイサービスを探し、紹介してくれます。気になる施設があれば、見学や体験利用も可能です。
利用するデイサービスが決まったら、ケアプランに組み込まれ、サービス担当者会議が開かれます。ここでは、デイサービスの利用日や、持ち物、送迎の有無などを確認し、合意します。
これらの手続きが完了したら、いよいよデイサービスの利用が始まります。スタッフの指示に従って、安全に入浴を楽しみましょう。

デイサービスでは、利用者の身体状況に応じて、個別浴槽、大浴場、機械浴などの入浴方法を選びます。歩行や座位を保てる人には個別浴槽や大浴場を、またぐ・立つ動作が難しい人には機械浴を用いることがあります。
個別浴槽は、一般家庭にあるような浴槽を使う入浴方法です。利用の可否は、浴槽をまたぐ動作や立ち座り、姿勢を保つ力と、必要な介助や手すりなどの環境によって判断します。介護度が高い方も、本人の状態に応じて福祉用具や介助を組み合わせることで利用できる場合があります。
大浴場は、複数の利用者が同時に入浴できる大きな浴槽です。利用時は、浴槽への出入りや濡れた床での転倒、湯温による体調変化に注意し、必要に応じて見守りや介助を受けましょう。
機械浴は、専用の機械を使った入浴方法の総称で、チェアー浴、リフト浴、ストレッチャー浴の3種類があります。
チェアー浴
チェアー浴は、専用の車椅子に座ったまま入浴する方法です。浴槽の側面が開閉式になっており、車椅子ごと浴槽に入れます。座位が安定している方に適しています。
リフト浴
リフト浴は、天井走行リフトを使って、座位や臥位の状態で入浴する方法です。リフトの操作により、無理のない姿勢で湯船に入ることができます。
ストレッチャー浴
ストレッチャー浴は、ストレッチャー(簡易ベッド)に寝た状態で入浴する方法です。ストレッチャーを昇降させ、湯船に入れます。寝たきりの方でも入浴できるのが最大の利点です。
機械浴は、介助者の身体的負担を抑えながら入浴を支援しやすい設備です。本人の座位保持や寝たきりの状態などに応じて、適した種類を選びます。

デイサービスで入浴のみを利用すると、自宅での入浴が難しい場合でも安全に入浴しやすくなります。家族や介護者の入浴介助の負担を抑えられ、利用時には他の利用者やスタッフと交流する機会も得られます。
自宅の浴室は、段差があったり、脱衣所や浴槽内が狭かったりと、要介護者にとって入浴が難しい環境であるケースが多くあります。家族だけで介助するには限界がある場合も少なくありません。
外出してデイサービスを利用できる場合は、入浴設備が整った施設で入浴介助を受ける方法があります。手すりや滑りにくい床材などを備えた施設では、介護スタッフが本人の状態に応じて入浴を支援します。利用前に、送迎の可否や浴室設備、必要な介助に対応できるかを確認しましょう。
在宅介護では、見守りや日常生活の介助が必要な場合、家族や介護者に身体的・精神的な負担がかかることがあります。特に入浴介助は、介助する側の体力を必要とするため、負担が大きい介護動作の一つとされています。
デイサービスを利用することで、要介護者が施設にいる間は、家族や介護者が自分の時間を持てるでしょう。休息を取ったり、趣味や買い物などを楽しんだりと、リフレッシュの機会が得られるのです。
デイサービスの利用中に介護を担う時間を調整できるため、仕事や家事、休息の時間を確保しやすくなります。こうした定期的な休息は、家族や介護者が介護を続けるための負担軽減につながります。
高齢者は、加齢に伴って外出の機会が減り、家に引きこもりがちになることが少なくありません。デイサービスに通うことは、高齢者にとって貴重な外出の機会となります。
デイサービスでは、他の利用者やスタッフとの会話を楽しんだり、一緒にレクリエーションに参加したりと、さまざまな交流の場があります。同世代の利用者と過ごす時間は、高齢者にとって刺激になり、生活に張り合いが生まれます。
また、スタッフは会話や利用中の様子から、利用者の普段と異なる変化に気づくことがあります。気になる変化があれば、家族やケアマネジャーと情報を共有し、必要な支援の検討につなげられます。

デイサービスで入浴のみを利用する場合は、複数の利用者が集まるため感染症に注意が必要です。また、発熱や体調不良がある日は、安全面から入浴を見合わせる場合があります。
デイサービスの入浴では、複数の利用者が同じ浴室や脱衣所を使用するため、感染症が広がるリスクがあります。特に、インフルエンザや感染性胃腸炎などが流行する時期は、細心の注意が必要です。
デイサービスでは、消毒・清掃や換気、発熱・体調不良時の入浴見合わせなどの感染対策が行われています。対策の内容や利用時のルールは事業所によって異なるため、利用前に確認しましょう。
デイサービスでは、入浴前に血圧・脈拍・体温などを確認し、普段と異なる様子がないかをチェックします。
体調に異常が見られた場合は、入浴を見送ることがあります。本人の状態に応じて、部分浴や清拭などで対応する場合もあります。入浴を楽しみにしていた利用者にとっては、残念な思いをすることになるかもしれません。
ただし、体調管理は何より優先されるべき事項です。入浴を見送ることは、利用者の安全を守るための措置といえるでしょう。
入浴を見送った際に、部分浴・清拭・着替えに対応できるかは事業所によって異なります。利用前に、入浴中止時の対応を確認しておくと安心です。

イチロウは、生活支援、付き添い、身体介護、看護などを必要に応じて組み合わせられる「自由介護」サービスです。介護保険の訪問介護や訪問看護などと併用しながら、本人や家族の希望に合わせて支援内容を設計できます。その中でも、特に入浴介助は利用者のニーズが高いサービスの一つです。
イチロウでは、24時間365日、自宅での入浴介助を利用できます。入浴介助に加え、着替え、移動、見守りなど、本人の身体状況や希望に合わせて必要な支援を組み合わせられます。
例えば、介護保険では対応が難しい早朝や深夜の時間帯の入浴介助や、長時間の見守りを必要とする入浴介助なども、イチロウなら柔軟に対応できます。また、入浴だけでなく、その前後の着替えの介助や、髪を乾かすなどの細やかなケアも行ってくれるのが特徴です。
イチロウの利用料金は介護保険の対象外のため全額自己負担で、利用時間、地域、支援内容によって異なります。最新の料金は公式料金ページで確認してください。デイサービスの利用料には介護保険の自己負担額に加え、食費などの実費がかかる場合があるため、入浴に必要な支援内容と総額を確認して比較しましょう。
認知症のある方の入浴介助では、本人の認知機能や身体状況、転倒リスクを踏まえて支援方法を検討できます。自宅での入浴に加え、着替えや見守りなども必要に応じて組み合わせられるため、家族は入浴前後を含めた支援内容を相談できます。
デイサービスでは、要介護者の状態に合わせて、入浴のみの利用も可能です。入浴特化型デイサービスや半日デイサービスを活用することで、自宅での入浴困難を解消し、家族の介護負担を軽減することができるでしょう。また、デイサービスには個別浴槽や機械浴など、さまざまな入浴設備が整っているため、利用者一人ひとりに適した入浴方法を選べるのも大きな魅力です。
利用にあたっては、要介護認定を受け、ケアマネジャーと相談しながら、適切な施設を選ぶことが大切です。料金については、介護保険の適用範囲を確認し、施設との十分な相談が必要となります。デイサービスの入浴には、感染症のリスクや体調面での制約といったデメリットもありますが、施設側の対策や配慮により、安全面は十分に確保されています。
自宅での入浴に限界を感じたら、デイサービスという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。介護のプロによる安心のサービスを受けられる他、新たな交流の機会にもなるはずです。
また、イチロウは、入浴介助に加えて着替え、移動、見守り、家事・生活支援、看護などを必要に応じて組み合わせられる自由介護サービスです。在宅介護の選択肢を広げるために、ぜひ視野に入れてみてください。