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2021年12月24日

認知症デイサービスとは?普通のデイサービスとの違いと利用の注意点

デイサービスは、高齢者などが気軽に利用しやすい介護サービスの1つです。しかし、重度の認知症の場合、一般的なデイサービスでは対応が難しく利用を断られることもあるため、施設選びに困っている介護者もいるのではないでしょうか。

この記事では、「認知症デイサービス」の概要について解説します。普通のデイサービスとの違いや施設のタイプ、認知症デイサービスを利用する際の注意点などを確認し、家族に合ったサービスを安心して受けられるよう準備しましょう。

認知症デイサービス(認知症対応型通所介護)とは?普通のデイサービスとの違いも

認知症デイサービス(認知症対応型通所介護)とは、認知症ケアに特化しており、重度の認知症を患った高齢者も利用できる通所介護サービスのことです。

認知症デイサービスでは、日常生活に必要な動作のサポートなど通して、可能な限り利用者自身が自立した生活を送れるよう支援しています。また、認知症デイサービスには、認知症の高齢者の社会的な孤立感を解消する活動を促進したり、家族・親族の負担を低減したりする目的もあります。

ここでは、認知症デイサービスの内容について、一般的なデイサービスと比較しながら解説します。

利用対象者

一般的なデイサービス(通所介護)の場合、「要介護」の認定を受けた人が利用対象となります。一方、認知症デイサービスを利用するためには、次のような条件を満たす必要があることに注意が必要です。

・「要介護」または「要支援」の介護認定を受けている
※要支援の場合、「介護予防認知症対応型通所介護」の利用となる
・医師から認知症の診断を受けている
・利用しようとしているデイサービス施設の事業所と同じ市町村に住んでいる

定員

一般的なデイサービスには、看護職員や介護職員といったスタッフの人員配置基準があるものの、利用者人数の定員基準はありません。一方、認知症デイサービスの場合、サービス提供の単位ごとに利用者定員が12人以下とするよう定められています。

一般的なデイサービスを利用する感覚で認知症デイサービスを探してしまうと、すでに定員が埋まっており、利用できないケースも珍しくありません。利用を検討したい認知症デイサービスがある場合は、すでにどれほどの利用者がいるのか事前に確認することが大切です。

利用料金

デイサービスを利用する際は介護保険を活用できますが、利用者負担分も発生することに注意が必要です。認知症デイサービスと一般的なデイサービスの利用料金は、下記のとおりです。

■1回あたり7時間以上8時間未満の利用者負担額(自己負担額が1割の場合)

区分認知症デイサービス一般的なデイサービス
要支援1852円
要支援2952円
要介護1985円645円
要介護21,092円761円
要介護31,199円883円
要介護41,307円1,003円
要介護51,414円1,124円
(出典:厚生労働省「どんなサービスがあるの?-認知症対応型通所介護」
/https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group10.html
(出典:厚生労働省「どんなサービスがあるの?-通所介護(デイサービス)」
/https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group7.html

デイサービスの利用料は地域や施設、利用時間によって異なりますが、一般的に送迎にかかる費用も含まれています。一方、食費やおむつ代といった日常生活費は、別途負担となることが一般的である点に注意しましょう。

スタッフ

認知症デイサービス・一般的なデイサービスともに、十分な介護サービスを提供するために次のような人員基準が定められています。

職種認知症デイサービス一般的なデイサービス
生活相談員
(社会福祉士など)
提供時間に応じて1人以上提供時間に応じて1人以上(専従)
看護職員2人以上
※1人以上(専従)+提供時間に応じて1人以上
※看護職員の配置は必須ではない
単位ごとに1人以上(専従)
介護職員2人以上
※1人以上(専従)+提供時間に応じて1人以上
※看護職員の配置は必須ではない
・利用者が15人以下:1人以上
・利用者が15人以上:1人+利用者数が1人増えるごとに0.2を加算した数以上
機能訓練指導員1人以上1人以上
管理者厚生労働大臣が規定する研修を修了したもの(常勤かつ専従)

なお、認知症デイサービスでは、認知症に関する知識が豊富で症状への理解が深い専門家や、スタッフが多数在籍しています。一般的なデイサービスと比べて、よりアットホームな雰囲気で専門的なケアやレクリエーションが受けられるでしょう。

利用地域

一般的なデイサービスのうち、「地域密着型通所介護」は自分が住んでいる市町村にある施設しか利用できません。しかし、他のタイプであれば利用地域の制限がなく、隣接する自治体の施設に通うことも可能です。
一方、認知症デイサービスの事業所はすべて「地域密着型サービス」に分類されます。自分が住んでいる市町村にある施設しか利用できないため、地域によっては認知症デイサービスの事業所が少なくなる恐れがあることに注意しましょう。

認知症デイサービスの3つのタイプ

認知症デイサービスは、運営する事業所や規模によって、「単独型」「併設型」「共用型」の3つのタイプに分けることができます。それぞれの詳細は以下のとおりです。

◯単独型

医療施設や社会福祉施設(介護施設など)に併設されておらず、認知症デイサービスを単独で提供している施設のこと。民家などを改築・改装して利用している場合もある。

◯併設型

医療施設や社会福祉施設(介護福祉施設など)に併設されているタイプの施設のこと。

◯共用型

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)など、地域密着型の高齢者福祉施設の食堂・居間といったスペースを共同で利用するタイプの施設のこと。共用型では、その施設に入居している人たちと一緒に介護サービスに参加する。

認知症デイサービスを提供するいずれのタイプの施設でも、利用時間が長くなるほど利用料金は高くなります。また、施設のタイプによって利用料金が異なることにも注意しましょう。

認知症デイサービスを利用する際の注意点

認知症デイサービスは、利用する本人が可能な限り自立した生活を送れるようサポートするだけでなく、介護における家族の負担を軽減するためにも重要なサービスです。しかし、認知症の高齢者はデイサービスなどの介護サービスを嫌がる傾向があるため、本人との相性をチェックしながら利用する施設の検討を進めましょう。

ここでは、認知症デイサービスを利用する際の注意点を2つ紹介します。

見学して施設を決める

認知症デイサービスの利用を検討する際は、地域の施設についてよく理解しているケアマネジャーに相談することが基本です。相談前に自身で情報を集めたうえで、ケアマネジャーに紹介してもらった施設を参考にして利用施設を検討しましょう。
利用施設の候補をある程度絞ったら、資料やケアマネジャーの話だけを参考にせず、実際に施設見学・体験利用をすることも重要です施設の雰囲気や他の利用者の様子など、利用する本人が知りたいポイントを確認し、本人が気に入る施設を選ぶように配慮しましょう。

本人が嫌がる場合はスタッフと相談する

利用者本人が認知症デイサービスを嫌がってしまうことは、珍しいケースではありません。認知症の高齢者がデイサービスを希望しない理由には、下記のような可能性・事例が挙げられます。

・認知症の症状が進行し、デイサービスが何かわからない・デイサービスの意義や必要性を感じておらず、取り組みに参加する意欲・やる気がわかない・環境の変化が不安で自信がない・利用に抵抗がある

認知症デイサービスは、本人・家族の両方にとってもプラスになる存在です。本人がデイサービスを笑顔で快く楽しめるよう、認知症デイサービスの良さを伝えつつ、スタッフと相談することをおすすめします。

まとめ

認知症デイサービスとは、「要介護」「要支援」の認定を受けた人のうち、医師から認知症と診断された高齢者が利用できる介護サービスです。一般的なデイサービスとは異なり、認知症に特化したケアを受けられるため、利用することは本人・家族の両方にプラスに働きます。

認知症デイサービスの利用を検討する際は、認知症デイサービスの内容やタイプを理解したうえで、施設を見学して実情を確認することが重要です。本人が利用を楽しみにできる施設を選択し、本人の自立をサポートしながら家族の介護負担を軽減しましょう。

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