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2021年2月8日

在宅介護の種類とメリット|限界を感じた場合の対処法も解説

現代は高齢化が進み、介護が必要な高齢者の数も増えています。介護施設などを利用する場合もありますが、必要最低限のサービスだけを使い在宅介護を行っている方も少なくありません。

当記事では、在宅介護サービスの種類と特徴、メリット・デメリットを説明します。また、家族による在宅介護に限界を感じた場合の対処法も紹介します。在宅介護サービスの利用を検討している方は、当記事を最後まで読めば、本人や自身の状況に合うサービスを選べるようになるでしょう。

在宅介護サービスを利用するまでの流れ

まず、在宅介護と自力介護は異なることを知っておきましょう。

在宅介護広義には自力介護を含む、自宅で行う介護。狭義には、外部のヘルパーの力を借りて(在宅介護サービスを利用して)行う介護。
自力介護外部のヘルパーなどに頼らず、家族だけで介護すること。

当記事では、在宅介護を狭義の意味で用いて解説します。在宅介護サービスを利用するまでの流れは、下記の通りです。

(1)要介護認定を受ける
在宅介護サービスを利用するためには、利用者本人が要介護認定を受けている必要があります。介護認定は要介護1〜5までがあり、介護度によって受けられるサービスも異なります。

(2)ケアプランを立てる
要介護1〜5までの認定を受けた後に、ケアマネージャー(介護支援専門員)が決まります。ケアマネージャーとともにケアプランを作成し、要介護者に必要な介護サービスを決めます。

在宅介護サービスの種類と特徴

在宅介護サービスは、自宅・通所・宿泊とサービスが分かれています。それぞれのサービスを個別で利用することも、複数を組み合わせることも可能です。要介護者や介護者の状況に合わせて、最適なサービスを選ぶことが重要となります。

ここでは、在宅介護サービスの代表的な種類と特徴について解説します。

自宅で利用するサービス

自宅で利用するサービスには、以下の4種類があります。訪問介護以外のサービスは、要介護1〜5・要支援1・2の認定を受けている方が利用できます。

【訪問介護】
訪問介護では、ホームヘルパーが自宅を訪問し、食事・入浴・排泄・着替えなどの日常生活の援助を行います。訪問介護の一環である生活援助でヘルパーが行えるサービスは、要介護者に対する援助のみとなるため、同居家族への調理などの行為は基本的に提供していません。訪問介護は要介護1〜5の方が利用でき、要支援1・2の方は市区町村の「介護予防・日常生活支援総合事業」でサービスを受けます。

【訪問入浴介護】
訪問入浴介護は、自宅やデイサービスで入浴できない場合に利用できるサービスです。浴室環境や要介護者の状況により入浴が困難な場合は、介護事業者が浴槽を持参し、清拭などを行います。

【訪問看護】
看護師や保健師などが自宅を訪問して行う看護サービスです。症状の観察・食事の栄養指導・口腔ケア・喀痰吸引など、要介護者に必要な看護を提供します。訪問看護を受ける場合は、主治医による訪問看護指示書が必要です。

【訪問リハビリテーション】
作業療法士などのリハビリテーション専門職が自宅を訪問し、リハビリテーションを行うサービスです。要介護者が寝たきりにならないよう、寝返り・起き上がり・歩行などの訓練を行うほか、自宅の整備や福祉用具なども相談可能です。

施設に通って利用するサービス

施設に通って利用するサービスには、以下の2種類があります。

【通所介護(デイサービス)】
所介護では、食事や入浴などの介護サービスを受けられる施設に日帰りで通います。通所介護を利用するメリットは、要介護者本人の生活パターンができ、家族も日中は介護から離れられるため、双方のストレス軽減につながることです。通所介護は要介護1〜5の方が利用でき、要支援1・2の方は市区町村の「介護予防・日常生活支援総合事業」でサービスを受けます。

【通所リハビリテーション(デイケア)】
通所リハビリテーションは、通所介護に比べて医学的ケアと機能訓練に重点を置いているサービスです。施設に日帰りで通い、個別訓練や集団で機能回復訓練を行います。通所介護と比べ、食事や入浴などの日常介護の割合が少ないことが特徴です。通所リハビリテーションは要介護1〜5、要支援1・2の方が利用できます。

宿泊して利用するサービス

短期的に施設に宿泊し、入居者と同様の介護を受けられるサービスには、以下の2種類があります。いずれも要介護1〜5、要支援1・2の方が利用可能です。

【短期入所生活介護(ショートステイ)】
特別養護老人ホームなどに短期入所している間、施設で介護サービスを受けることが可能です。入所期間は数日~1週間程度が一般的となります。

【短期入所療養介護(医療型ショートステイ)】
介護老人保健施設などの介護療養型医療施設に、療養を目的に短期入所するサービスです。入所期間中は、病気の診断や治療などが行われ、機能訓練なども受けることができます。

自宅・通所・宿泊を組み合わせて利用するサービス

自宅・通所・宿泊を組み合わせて利用するサービスには、以下の2種類があります。

【小規模多機能型居宅介護】
1つの施設が通所介護を中心に、訪問介護、ショートステイの3つサービスを提供します。3つのサービスを同じ施設で提供できるため、要介護者のニーズに合わせて細かく対応できる点が特徴です。小規模多機能型居宅介護は、要介護1〜5、要支援1・2の方が利用できます。

【看護小規模多機能型居宅介護】
看護小規模多機能型居宅介護は、小規模多機能型居宅介護に訪問看護を組み合わせたサービスです。1つの施設で、通所介護・訪問介護・宿泊サービスに加えて、訪問看護サービスも提供しています。要介護1〜5の方が看護小規模多機能型居宅介護を利用可能です。

在宅介護サービスのメリット・デメリット

在宅介護サービスにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。

【メリット:自由度の高さ】
在宅介護サービスにはさまざまな形態があるため、要介護者の状況に合わせて自由に組み合わせられることがメリットです。また、「在宅で過ごしたい」という要介護者の希望にも沿うことができ、介護に伴う家族の負担も軽減できます。

【デメリット:夜間介護による家族への負担の大きさ】
在宅介護サービスは、基本的に昼間に利用するサービスです。そのため、どうしても夜間は家族が要介護者を見なければならず、老人ホームなどを利用する場合と比べて家族の負担は増えます。家族にかかる負担が気になるときは、在宅介護について家族でよく話し合った上で、サービスを組み合わせて利用するとよいでしょう。

在宅介護で家族の負担に限界を感じた場合の対処法

在宅看護はヘルパーだけでなく家族の協力も必要となり、家族に介護の負担がかかることもあります。そのため、中には家族による在宅介護に限界を感じる方もいるでしょう。在宅介護に限界を感じた場合は、下記に紹介する対処法を取り入れてみてください。

・一人で抱え込まないで相談する
ケアマネージャーやヘルパー以外に、行政にも相談窓口があります。一人で抱え込まず、小さなことでも相談することが大切です。

・施設への入居を検討する
どうしても在宅で見ることが難しくなった場合は、施設への入居を検討しましょう。在宅介護は家族の負担が大きくなりやすいため、施設の利用も検討してみてください。

・現在のケアプランを見直す
在宅介護で利用できるサービスはさまざまです。そのため、ケアプランの見直しで家族の負担が軽減することも少なくありません。

・自費サービスの利用を検討する
自費サービスとは、介護保険外のサービスを指します。費用は全額自己負担となりますが、より柔軟できめ細かいサービスを利用することが可能です。保険サービスと併用できる場合もあるため、前向きに検討してみてよいでしょう。

「イチロウ」では、介護・家事・通院付き添いをはじめとする多様な自費サービスを提供しています。介護の悩みは家族で抱え込まず、自費サービスなども上手く利用しましょう。

まとめ

在宅介護とは、狭義にはヘルパーの力を借りて介護することを指します。要介護認定を受けたのち、ケアプランを作成することで、在宅介護サービスを利用できます。在宅介護サービスには多様な種類があり、要介護者の状況に合うサービスを組み合わせて利用することが一般的です。

ただし、在宅介護では夜間も家族で介護を行わなければならず、少なからず負担がかかります。在宅介護に限界を感じた場合は、保険外の自費サービスの利用も検討しましょう。

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